腸内環境に良い生活習慣と食べ物を取り入れて便秘解消を目指す過程でサプリメントも併用

腸内環境は、基本的には3種類の細菌がバランスを保つことで成り立っています。悪玉菌と善玉菌が対極的な関係にありながらも、中間派の日和見菌の動向によって変化します。長年の進化の過程で整える仕組みが生まれたのですが、国ごとの食文化の影響も強く受けるため、個々の分析をして対処することが欠かせません。

 

日本における食事は、江戸時代では都市部を除けば雑穀や糅飯が主食となっていたため、食物繊維やビタミンB1の不足による問題が起きにくい食事でした。都市部では白米飯が流行した影響で、脚気が蔓延する事態になり、この状況は20世紀の前半までは続くことになったのです。

 

かつての和食は一汁一菜の形態が基本でしたが、現在では多様化を続けています。食の欧米化の影響で、食物繊維の摂取量は昔よりも減ってしまいました。タンパク質や脂質の摂取量は大幅に増えて、かつて蔓延していた脚気や栄養失調の問題が激減した代わりに、便秘で悩む人が増える状況になっています。肉類は体にとっては貴重な栄養源ですが、水分量が根本的に少ないこともあって、野菜も食べなければ余計に便秘になりやすい生活習慣になってしまいます。

 

食べ物が豊かになるのは良いのですが、腸内環境が乱れて免疫力の低下を招く事態も発生する時代になりました。食べる時間が不規則で、夜中に脂っこい肉類を食べるようになれば、腸内環境にとって好ましいわけがありません。偏った食事で食物繊維が不足すると、善玉菌にとっての餌がなくなり、悪玉菌の増殖を放置する結果になるのも問題です。普段は静観している日和見菌までも敵にまわす可能性があるため、偏った食事は包括的な対策で解決していきましょう。

 

生活習慣は総合的に改めて、朝から夕方までの目標を定めます。食物繊維を多くするために、野菜を増やすことは大事ですが、大量に食べられないことがあります。漬物に加工すると、余計な水分が抜けた分だけ栄養価が増して、消化吸収にも良い状態になります。漬物からは植物性乳酸菌を摂取しながら、主菜と副菜のバランスも整えると、便秘の予防にも有効な食事が完成します。

 

乳酸菌や食物繊維の不足を食事だけでは補えない場合には、サプリメントも併用して対処してみてください。熱や胃酸に強い有胞子性乳酸菌が入ったサプリメントを選ぶと、生きて腸まで届いて腸内環境が充実します。粉末の乳酸菌サプリは、牛乳に入れて飲むようにすれば、食事と上手に組み合わせながら腸内環境を整えることができます。